2024 年 11月 25日 (月)
ホーム経済流通韓国コンビニ、注目集める「ビッグサイズ」商品…消費者「物価高、高い外食費」に負担

韓国コンビニ、注目集める「ビッグサイズ」商品…消費者「物価高、高い外食費」に負担

ソウル市内のコンビニで販売されるビッグサイズの飲み物(c)KOREA WAVE

韓国のコンビニで容量を増量した製品の発売が目立っている。物価高と高い外食費に負担を感じる消費者心理を反映したマーケティング戦略とみられる。

まず昨年5月、コンビニ「GS25」は、期間限定でラーメン8個の量を一つに盛り込んだ「ジャンボ弁当ラーメン」を発売。商品は3日で5万個売れた。

続いて同社はジャジャンミョンや冷麺など他の巨大サイズ商品を連続発売した。4人分の「ミニジャンボ」シリーズの製品も発売した。

「CU」もおにぎり4個分の「スーパーラージキングおにぎり」を販売している。「セブンイレブン」はサイズを大きくし、ご飯とトッピングの重量を増やした「より大きくなったおにぎり」シリーズを出すなど、いわゆる「ビッグサイズマーケティング」に参入した。

また「CU」は最近、「getアイスアメリカーノ 2XL」を発売。1240ミリリットル入りで、基本サイズ(355ミリリットル)のコーヒー4杯分に相当する。「セブンイレブン」は4月に830ミリリットルのサイズを発売した。

コンビニが出すビッグサイズの商品の人気は当初、物珍しさを好む若年層の消費性向を反映していたが、最近は物価高の影響でコスパを強調する流れにも乗っている。

代表的な例が「GS25」が最近発売した「大盛りジャンボ弁当」だ。キムチチゲラーメン8個と練り物2個が入っているが、価格は19600ウォンで、単品で買うより12%ほど安い。

「CU」が発売した「スーパーラージキングおにぎり」は5900ウォンで、1500ウォンで販売されるおにぎり4個を買うより多少安い。

業界関係者は「不況型消費が流行し、コスパのいい商品が人気を集めている」と指摘する。

(c)KOREA WAVE

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