韓国の家計1人当たり純資産規模が、日本の数値を上回った。新型コロナウイルス感染拡大当時の住宅価格急騰が大きく反映された結果とみられる。
韓国銀行の「2023年国民貸借対照表」によると、昨年末時点で、韓国の家計1人当たり純資産は推計で2億4427万ウォン(1ウォン=約0.11円)だった。1年前(2億4039万ウォン)に比べ、1.6%増加した。
純資産は、不動産(非金融資産)と現金・証券投資(金融資産)などから負債を差し引いた数字だ。
市場為替レート基準で、韓国の家計1人当たり純資産は18万7000ドルとなり、日本(18万3000ドル)をわずかに上回った。物価水準を反映した購買力評価為替レート(PPP)でも同様だった。
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