2024 年 11月 26日 (火)
ホーム社会ソウル・川のライブカメラに「飛び降りる市民」…救助隊「1分」で駆けつけ、無事

ソウル・川のライブカメラに「飛び降りる市民」…救助隊「1分」で駆けつけ、無事

ソウル漢江ライブカメラより(c)news1

韓国のあるオンラインコミュニティで最近、ソウル・漢江(ハンガン)の様子をライブで撮影したユーチューブチャンネルでの出来事が拡散されている。

取り上げられているのは「漢江ライブチャンネル」。2021年12月8日から、漢江の景色、穏やかな音楽をライブで放送している。

その出来事は16日に起きた。10時56分ごろ、ある市民がソウル・漢江橋の上のタクシーから降りた。この市民は橋の上で、立ち止まったり、行ったり来たりを繰り返し、約6分後に欄干を越えて、漢江に飛び降りた。

その約1分後には海洋救助隊が事故現場にかけつけ、飛び込んだ女性を発見し、救助した。約5分後には橋の上に救急車とパトカーが到着した。10分後には橋の下にも救急車が到着した。女性はあざがあるものの、命に別状はなく、近くの病院に運ばれた。

この出来事の少し前、放送のチャットルームには、自殺を暗示する書き込みがあったのだろうか、あるネットユーザーがこの人物をしきりに慰めていた。ネットユーザーからは「やめてください。何か大変なことがありましたか」「あまり自分を責めたりしないでください」「この世で命より大切なものはない」などの声が上がっていた。

一連の出来事を受け、ネット上では「未練があるからこそ、チャットルームに来てチャットを残したのではないか。実は誰かに捕まえてほしかったのだろう」「救助隊が本当に早く来て良かった」などの反応が寄せられた。

ソウル市消防災難本部は「漢江橋梁防犯カメラ統合管制センター」を発足し、防犯カメラ572台を24時間モニタリングする体制を取っている。人工知能(AI)ディープラーニング技術を利用し、異常行動が感知されると、管制要員にこれを知らせる仕組みだ。危険な状況が発見されると、最寄りの水難救助隊が出動し、対応している。

(c)news1

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