韓国ホテル業界が、より発展した形態のエコ経営のために多様なアイディアを出している。3月、資源リサイクル法などの施行で使い捨てアメニティを提供しないという次元を越え、廃棄物節減やリサイクル、環境にやさしいパッケージなどでESG価値を積極的に実現するという。
ウォーカーヒル・ロッテ・朝鮮ホテルアンドリゾートなど主要ホテルは、昨年から環境省認可非営利公益法人E-循環ガバナンスと相次いで業務協約を締結した。E-循環ガバナンスは廃棄電子製品に含まれた重金属、冷媒など有害物質をリサイクルプロセスで処理する団体だ。廃棄電子製品のリサイクル実績は温室効果ガス削減認証書などESGの成果につながることになる。
ウォーカーヒルホテルは使い捨てアメニティだけでなく、プラスチックのミネラルウォーターボトルの使用を減らすため、グランドウォーカーヒルソウルとビスタウォーカーヒルソウルの90余りのスイート客室に浄水器を設置する。
ロッテホテルは4月から国内の役職員を対象に「2024リ:シンクサステイナビリティ(Re:Think Sustainability)資源循環キャンペーン」を始め、使わないタンブラーを回収してアップサイクリングする。昨年8月に導入した2~3泊専用寝具未交換商品である「Re:Think Stayパッケージ」を今年も発売している。
朝鮮ホテルは4月22日、地球の日から11月20日まで環境にやさしいテーマパッケージ「マインドフルステイ」(Mindful Stay)を9つのホテル共通で販売している。客室から回収したペットボトル(PET)約60個分で作られたリサイクリンググッズ「ピクニックマット」をプレゼントする。
ホテル新羅も効率的な水使用のための水資源節約キャンペーンを展開中だ。水質汚染物質の排出量を減らすため、沈殿槽やA/Cフィルターなどの老朽設備を交換し、昨年の水質汚染物質の排出量は前年比52.6%削減した。
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