韓国・空港鉄道はこのほど、路線周辺の開発で仁川桂陽駅と黔岩駅、金浦空港などで利用客が増加したことを受け、ソウル駅から仁川空港まで運行する新規車両9編成を追加製造し、来年投入すると明らかにした。併せて、来年運行予定の新規電車製造過程をユーチューブ映像で公開した。
空港鉄道の新規車両は現代ロテム昌原工場で製造される。製造過程には、全体の組立や溶接、塗装工程、断熱作業、サイドドア設置、屋上機器や車両内装設備などの映像が含まれている。
空港鉄道は2019年から列車増車事業を準備し、2022年1月に新規車両の製造に着手した。
新たに製作される新規車両は時速150㎞で運行できる高速列車で、2031年の空港鉄道高速化事業を念頭に設計された。
外観はシャープでスピード感を強調した前面部と、航空機の翼を表現した側面部が高速車両のイメージを強調している。
また、列車運行の安全性向上のために人工知能(AI)が主要装置の故障発生をリアルタイムで把握できる「状態基盤メンテナンス(CBM)システム」を導入し、▽高速型シングルアーム集電装置▽ホイールディスクを使用して制動性能向上▽騒音防止のためのプラスインドア適用▽無停電非常放送設備設置――により安全性を高めて製造される。
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