韓国で現役服務中の将兵たちも年1回抜き打ちで麻薬類検査を受けることになりそうだ。国防省がこんな内容を盛り込んだ「軍人の地位や服務に関する基本法」施行令の一部改正案を立法予告した。今年下半期の施行を目標にしている。
改正案は中佐級以上の将校が指揮する部隊や機関の長は所属人員を対象に麻薬類検査を実施すると規定。年間総検査人員は定員の30%以内とし、軍の保健医療機関が抜き打ちで実施する計画だという。
検査項目はヒロポン、大麻、コカイン、アヘン、ケタミンなど。陽性と確認されれば警察に通報する。
米国は軍入隊時に麻薬類服用禁止や検査の誓約書を提出させ、全ての将兵が尿採取などの検査を受ける。これと似た制度が韓国軍に導入されることになる。
国防省によると、軍内の麻薬関連事件は2020年の9件から2021年20件、2022年30件と増加傾向にある。
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