2024 年 11月 26日 (火)
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韓国で相次ぐ「飲酒」でないのに車運転、重大事故…「風邪薬」が危険な理由

国立中央医療院に突っ込んだタクシー(c)news1

韓国で麻酔や鎮痛剤など医療用麻薬類や風邪薬などを投与した後、車を運転して事故が起きることが相次いでいる。現行の道路交通法に薬物などによる影響を受けた場合、運転を禁止する条項があるが、どのタイミングで再びハンドルを握ることができるのかについて明確な基準はない。

ソウル市中区の国立中央医療院に3日、タクシーが突っ込み、3人が負傷した。タクシー運転手は、事故後の急発進を理由に挙げたが、麻薬簡易試薬検査でモルヒネの陽性反応が出たという。運転手は「普段から体調が良くなく、高脂血症、糖尿、鼻炎、風邪など多量の処方薬を飲んでいる」と供述している。

麻薬簡易試薬検査は風邪薬を服用しても、ヒロポンやアヘン類の陽性反応が出るなど正確さは高くなく、警察は国立科学捜査研究院に運転手の毛髪、尿などを送って精密検査を依頼した。

モルヒネは、食品医薬品安全処が指定する鎮痛剤系列の医療用麻薬類だ。食品医薬品安全処の関係者は「医薬品品目許可申告台帳にモルヒネに対する注意事項が載っている。一般的な注意事項の中で眠気やめまいが現れることがあり、この薬を投与中の患者は運転など危険な機械操作をしないよう注意すべきだと規定されている」と明らかにした。

運転手が実際、医療用麻薬類を医師の処方に基づいて服用したかは今後明らかになる。ただ医療用麻薬類を投与して運転することに警戒心を持つべきだという意見が出ている。

南ソウル大学国際大学院グローバル中毒リハビリ相談学のユン・フンヒ教授は「医師の処方に基づいて医療用麻薬類を服用したとしても、処方時に運転してはならないという注意を明確にする必要がある。指針作りを通じて、運転者に警戒心を与えることが必要だ」と指摘する。

(c)MONEYTODAY

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