ソウル・江南駅近くのカフェで、ある女性がお客さんに向かって食パンを投げて逃げた事件が話題になっている。通報のために警察署に訪れたある市民は、警察が「怪我をしていないのでよかった」と、事件の受付を拒否したと主張した。
一部のネットメディアに掲載された映像には、女性と推測される1人がカフェのドアから入ってくると、お客さんにしきりに食パンを投げる姿が映っていた。客は驚いて眺めたが、食パンを投げた人は慌てて現場を去った。
投稿した市民は「通報しようと警察署に行って陳述書を書いて映像を見せた。だが、刑事の1人が『顔も出ないし防犯カメラでは絶対に捕まえられない。これ以外にも重犯罪事件があり、忙しい。怪我がなかったので良かったのではないか。そのまま行け』と言った」と伝えている。
この市民は「もし食パンではなく、包丁や塩酸だったら……」と懸念を示している。
ネットユーザーらは「最初は食パンで、次は何を投げるかどうやってわかるのか」「人手不足は理解するが、警察の対応はひどい」など、警察の態度を問題視した。
食パンを投げた女性の行動が処罰対象だという声もある。軽犯罪処罰法第3条1項23号によると、他人の身体や他人または団体の物に害を及ぼす恐れがあるのに、十分な注意をせずに物を投げたりした場合、罰金3万ウォンが課せられる。
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