2024 年 11月 26日 (火)
ホーム社会ソウルの“ぼったくり”市場…騒動からひと段落、果たして“改心”したのか?

ソウルの“ぼったくり”市場…騒動からひと段落、果たして“改心”したのか?

広蔵市場と東大門市場、南大門市場のトッポッキの重量を比較(c)NEWSIS

昨年末に「ぼったくり」騒動の発信地となったソウル市鍾路区広蔵(チョンノグ・クァンジャン)市場。半年が過ぎた今、市場はどのような姿に変わったのだろうか。19日午前に訪れると、平日で35度の猛暑にも関わらず外国人観光客らで大にぎわいだった。

ぼったくりで世間から叩かれたのに大きく変わっていない印象だ。釜山から旅行に来たキム・ジンファンさん(28)は「トッポッキが少ない割に高すぎる。観光地なので仕方ないが、釜山の物価と比べると負担だ」と話した。

外国人が多い東大門(トンデムン)市場、南大門(ナンデムン)市場のトッポッキを比較してみた。1グラム当たりの価格を見ると、広蔵市場は14.85ウォン(1ウォン=約0.11円)。これに対して東大門市場は6.82ウォン、南大門市場は9.30ウォンと大きな差があった。

問題はまだある。広蔵市場はぼったくり問題を機に食べ物に定量表示制を導入すると表明したが、実際に導入している店はほとんど見つからなかった。

それでも相変わらず外国人の定番観光コースに入っている。シンガポールから来たマッギンさん(17)は「韓国の歴史を勉強しているので伝統市場を体験するために広蔵市場を訪れた。いろんな食べ物を楽しめていい」と話した。

広蔵市場の近くで会った会社員のキム・スジョンさん(23)は「海外旅行でぼったくられると、その都市全体のイメージが悪くなる。広蔵市場に来る外国人も同じだ」と憂慮した

(c)NEWSIS

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