2024 年 11月 5日 (火)
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韓国で大人気「地方都市発」かき氷…有名フランチャイズと重さ比較してみた

器の重さを除く前に測定したかき氷の重さ(c)NEWSIS

韓国大田市中区の聖心堂(ソンシムダン)本店。16日午後2時ころ、聖心堂は列に並んだお客さんで人だかりができた。

最近、さまざまなオンラインコミュニティを中心に、聖心堂パッピンス(かき氷)が話題になった。大型フランチャイズのかき氷の価格が1万ウォンをはるか超えるが、6000~7000ウォンという安い価格でかき氷を味わうことができるためだ。書き込みには「コスパが優れている」「大企業は見習え」というコメントが相次いだ。

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人気を証明するかのように、気温が30度に迫る天候にもかかわらず、聖心堂本店の前には長蛇の列ができた。本店の右側はかき氷をテイクアウトするために並んでいる客でいっぱいだった。聖心堂が提供する緑色の傘をさして待つ人々も目についた。

注文したメニューは「伝説のかき氷」イチゴの砂糖漬けと国産小豆のあんこ、餅と生クリームがトッピングされたかき氷だ。価格は6000ウォン(1ウォン=約0.11円)。

かき氷は真鍮の器に盛られて出てきた。餅4切れとイチゴの砂糖漬け、あんこがバランスよく盛りつけられている。トッピングを混ぜて一口食べてみると、イチゴとあんこがよくマッチしていた。あんこの甘さは控えめで、大きな餅と生クリームで濃厚な味わいを感じた。

正直なところ、特別な味ではない。ただ、レトロなかき氷を求めるお客さんなら、私は「ノット・バッド(Not bad)」だ。

比較するため、他のフランチャイズの看板メニューも食べてみた。

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Aフランチャイズでは「きな粉餅かき氷」を注文した。あんこの代わりに香ばしいきな粉ときな粉餅のかき氷だ。価格は9500ウォン。ミルク氷の上にきな粉がたっぷりかかっていて、その上にきな粉餅20個ほどとアーモンドスライスが少しかけられていた。

まず、きな粉とミルク氷を混ぜて味わった。香ばしくて甘いきな粉が氷とよくマッチした。きな粉餅は聖心堂のかき氷に比べて小さかったが、もちもちした食感が良かった。

半分ぐらい食べてから、提供される練乳を注いだ。しかし、きな粉と氷、練乳が混ざると、甘みが強くなって、あまり手が伸びなかった。器自体が小さくて量が少ないのはやや物足りなかった。

Bフランチャイズにも訪れ、「牛乳かき氷」を味わった。ミルク氷にあんこ、きな粉餅を添えたかき氷である。価格は9900ウォン。

他のかき氷と違って氷の間にあんこが入っていた。きな粉餅は10個入っていて、トッピングの上にはきな粉も少量かけられていた。あんこそのものの甘みが強く、氷とあんこを混ぜて食べると甘さがしっかりと感じられた。

3種類のかき氷を試食してみた結果、聖心堂かき氷はフランチャイズかき氷より価格は安かったが、使用した材料の質や量において遜色がなかった。一言で言えば「コスパ」と「味」の両方を満たしている。

実際、聖心堂かき氷とAかき氷、Bかき氷の重さを測定した結果、それぞれ494g、481g、541gだった(容器の重さを除く)。これをもとに1グラム当たりの価格を計算すると、それぞれ12.14ウォン、19.75ウォン、18.29ウォンだ。

聖心堂かき氷の価格が大企業のフランチャイズかき氷より約36%も安いわけだ。

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