韓国・京畿安山檀園(キョンギ・アンサン・タヌォング)警察署は15日、業務妨害などの疑いで貸金業者を立件した。業者は借金返済を迫るため、借主が働く会社の名前を用いて、ピザ店に「職員20人が食事するのでラージサイズのピザ5枚とチキン3匹を配達してくれ」と虚偽の注文をするなど嫌がらせをしたとされる。
貸金業者は同じ日に、他の飲食店に同様の注文をした疑いもある。ピザ店は17万ウォン(1ウォン=約0.11円)、別の飲食店は19万ウォンの被害を受けた。警察は、貸金業者が借主に約140万ウォンを貸していたことが事件の背景にあるとみている。
業者は最近、この会社に50回電話して「金を貸した社員と連絡が取れない。会社で代わりに返せ」と督促したという。飲食店への虚偽の注文をした後、その会社に「おなかが空くと思って食べ物を注文してやったぞ。受け取ったか」と電話していたこともわかっている。
会社側は度重なる借金取り立ての連絡で業務がまひしたとして警察に被害を届けた。
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