韓国で随時採用が増加しているなか、採用プラットフォーム企業が、求職者と企業を効率的につなぐAIサービスを次々と発表している。随時採用の増加によって、適材適所に人材をつなぐ役割が重要になるためだ。
採用市場の需要変化に伴い、採用プラットフォーム企業は、内部に設けたAI専門組織で巨大言語モデル(LLM)ベースの生成型AIを開発したり、関連Cレベルの役員を置くなどAI事業に集中している。
多くの採用プラットフォーム企業が従来の企業・求職者推薦アルゴリズム開発からさらに進んでAIベースのサービス強化戦略を展開している。
ジョブコリアは昨年末、多数のLLMモデルを活用した生成型AI開発に着手し、5カ月で「LOOP」(ループ)を発売した。LOOPはジョブコリアが保有している採用データをもとに開発され、他のAIモデルより採用に特化した結果を導き出すのに強みがある。
このようなジョブコリアのAI戦略中心には2021年7月に設立した「データAI本部」がある。この組織はNHN・ネイバー・サムスン電子・SKTなど韓国国内大企業でデータ関連業務を担当してきたイム・ジホンCDOが率いている。メンバーもネイバー、優雅な兄弟たちなどIT企業出身だ。
ジョブコリアは、LOOPを従来の採用サービスに取り入れて、使いやすさを高める。すでに昨年5月に発売したAI人材マッチングサービス「ワンピック」に適用し、企業会員を対象に履歴書の要約、人材推薦理由などAI機能を提供している。
LOOPの活用方法は徐々に拡大する見通しだ。今年下半期には「書類合格予測」「採用公告オーダーメード型企業イメージ自動生成」にLOOPを導入する。また、求職者のための新規サービスやサービス型ソフトウェア(SaaS)ソリューションにも取り入れ、ビジネスモデルも構築する。
ジョブコリア関係者は「正規職を担当するジョブコリアと非正規職を担当するアルバモンを運営しており、国内の経済活動人口の大部分の形態データを確保できる。これを活用してグループの他にもAI関連サービスを継続的に発表する」と話した。
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