飲酒運転によるひき逃げ容疑で送致された韓国の歌手キム・ホジュンのファンが「ファンクラブは100億ウォン(約11億円)寄付してきた」と社会貢献を主張し、放送番組からの締め出しに反対している。これに対し「そのうち75億ウォン(約8億5000万円)分はアルバムによる寄付を計上したものだ」と批判する声が上がっている。
キム・ホジュンのファンが5月26日、KBSの請願掲示板に「キム・ホジュンは分かち合いの精神を持ったアーティスト」というタイトルの文を書いた。「彼は過ちを犯したが、まだ30代序盤だ。しかも、世紀に一度出るか出ないかという天性の歌声を持っている。社会の寛容さが必要だ」と訴える内容だ。
また「ファンらはこれまで4年間に約100億ウォン近い寄付を貧しい隣人たちのためにしてきた。これはキム・ホジュンの善良な影響力があったからこそだ」と主張した。4日午前までに、この請願に同意したネットユーザーは1500人を超えている。
一方、さまざまなオンラインコミュニティには、ファンらが主張する寄付の詳細が拡散した。
キム・ホジュン公式ファンカフェに上がったものをキャプチャーしたもので、ファンクラブ側は2020年4月から2023年12月までに、約97億ウォンを寄付したことになっている。
トルコ地震の復旧や被災者支援などへの寄付もある一方、中には「キム・ホジュンのアルバムを600カ所余りに寄付した。その額は75億ウォン相当」という内容も含まれていた。
これを見たネットユーザーたちは「アルバムによる寄付75億ウォン分をなぜ含めるのか。残りの20億ウォンの寄付の話だけで十分だろう」「寄付ではなく“ごみ処理”じゃないか」といった反応を示した。
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