韓国で飲食関係の費用が高騰する中、新社会人が食事に関して、財布の紐を締めている。交通費など生活物価の高値が続き、安い食事に関心が集まっている。
食後のスターバックスなど高価なコーヒーは負担になるため、低価格コーヒーが人気になっている。
食事代を減らすために、会社が負担してくれる会食を希望する若者もいる。私費を投じて超低価格の献立を選ばなくてもいいためだ。京畿道城南市盆唐から通勤する会社員(26)は「会食をすると普通に肉を食べられる。だから、会食の日程を先輩たちによく聞く」と話した。
会社員らが感じる食費負担の重さは、統計上でも確認できる。統計庁の国家統計ポータル(KOSIS)によると、先月の外食物価の上昇率は前年同月比で3%上昇した。
実際、トッポッキや海苔巻きなど、庶民の食べ物とも言える品目の価格は、昨年同期と比べても一様に上昇の一途をたどっている。特にトッポッキ(5.9%)、のり巻き(5.3%)、ビビンバ(5.3%)、ハンバーガー(5.0%)の順で、高い上昇率を見せた。
仁川大学消費者学科のイ・ヨンエ教授は、こうした状況について「手取りの少ない青年が、支出を比較的簡単に減らせるのが食費。景気が良くない中、食事の質を下げるしかないのだろう」としている。
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