韓国の全州(チョンジュ)地裁はこのほど、墳墓発掘などの罪に問われた被告(63)に懲役3年を言い渡した。
判決によると、被告は2016年11月23日ごろ、全州市内にある先祖の墓4基を暴き、遺骨を取り出した。
地裁などによると、被告は「宗中」と呼ばれる同族集団の代表者が空席になったすきに、実の弟ら8人の名義を勝手に使って臨時総会を開いたかのように装い、自分を宗中の代表者として登録した。
その後、被告は借金返済と賭博の資金に充てるため、先祖の墓のある土地を売ろうと計画。クレーンを使うなどして墓を発掘し、取り出した遺骨を火葬して納骨堂に移したとされる。
地裁は「被害回復の努力をせず被害者の許しを得ていない点などを勘案して刑を決めた」と述べた。
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