韓国で2025学年度の医学部の募集定員が1509人増えることに関連し、全国の医学部教授らが「増員に合わせて関連施設や教員を備えるのは難しい」という見通しを示した。彼らは、増員計画を撤回するよう政府に求めた。
全国医科大学教授協議会(全医教協)は22~25日、全国30の医学部所属教授を対象に、医学部増員に伴う教育環境に関するアンケート調査を実施。10%以上増員される医学部の教授1031人がアンケートに参加した。
現在、政府の推進通り増員されれば、学校の講義室など建物が適切に準備できるかという点について、78.6%(810人)が「非常にそうではない」、16.4%(169人)が「そうではない」と答え、否定的な回答が95%を占めた。
学校のシミュレーションセンター(臨床実習施設)、図書館、医学機材など関連施設が適切に準備できるかどうかも、80.9%(834人)が「非常にそうではない」、15.2%(157人)が「そうではない」と答え、96.1%が否定的だった。
増員案通りに学生が増えても、建物、施設、教員、病院などを適切に確保し、きちんとした医学教育ができるかどうかについては、76.3%(787人)が「非常にそうではない」、18.6%(192人)が「そうではない」と答えた。
(c)news1