韓国の高性能軍事用ドローン製造「ボラスカイ(VORASKY)」が防衛事業庁の近距離偵察ドローン国内購入事業に参加し、合同参謀本部から「戦闘用適合」判定を受けた。同社が21日明らかにした。
近距離偵察ドローンは韓国陸軍や海兵隊の歩兵・機動・迅速対応・上陸師団大隊で中隊を支援する最初の回転翼機武器体系だ。精密偵察、戦闘被害評価や火力誘導任務を遂行する。軍は今回の購入事業を通じて近距離偵察ドローンの機種を選定し、2025年までに戦力化する。
2022年11月の入札公告を手始めに、今年まで3年間続いた近距離偵察事業は、陸軍試験評価団から約8カ月間の試験評価期間を経て、厳しい軍事用核心要求性能60余りを検証された。6月初め、防衛事業庁の最終機種決定を控えている。
ボラスカイは独自の設計によって、機体でモーターが占める割合を他の機体の20分の1に縮小した。ライバル会社に比べて大きさが2倍のモーターを搭載しても、バックバックで簡単に携帯できるほどだ。
ボラスカイのシム・ウラム代表は「製品開発から今回の事業の試験評価完了や戦闘用適合判定獲得を受けるまでの4年間、すべてを注ぎ込んだ。今後も国産ドローン市場を先導できる多様な目的の軍事用ドローンを生産し領土防衛に貢献したい」と明らかにした。
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