韓国ロボット産業協会は、製造とシステム統合(SI)の企業間交流を拡大し、事業を活性化するため「フードテックロボット協議会」を発足させた。「K-フード」だけでなく「K-フードテック」が世界をリードできるよう技術交流し、相乗効果をはかる。
23日にはソウルでキックオフ会議が開かれ、キム・ジンオ協会長や協会関係者、韓国ロボット産業振興院関係者、エックスワイジのファン・ソンジェ代表らフードテック関連業界の関係者ら40人余りが参加した。
冒頭、キム・ジンオ協会長は「フードテックは世界的に技術格差がまだ大きくない新たな市場であり、競争力のある産業に育てることができる」とあいさつした。
ロボットメーカー「斗山ロボティクス」「ハンファロボティクス」など加盟企業の紹介に続き、初代協議会長にエックスワイジのファン・ソンジェ代表を選出した。ファン代表は「国内外のフードテックロボット産業の現状」をテーマに講演し、他の参加企業と意見を交わした。
協議会は今後、コミュニケーションチャンネルを構成し、フードテックの活性化のため、課題に共同で対応する。また、契約先の企業と緊密に協力し、オーダーメード型ロボット開発のための窓口の役割を果たす。海外企業と技術交流環境を整え、規制サンドボックス適用拡大、関連行事参加支援、中小企業認証支援などの活動を計画している。
このほか、韓国フードテック協議会と韓国フランチャイズ産業協会、韓国外食産業協会など食飲料産業組織とも意思コミュニケーションを図り、新規需要先の掘り起こしにも乗り出すことで意見が一致した。
ファン・ソンジェ協議会長は「コーヒーと天ぷらだけでなく、焼き物、サラダディスペンサー、炒め物、ピザなど多方面でソリューション業者が登場している。協議会参加企業の意見を取りまとめることで、産業がより発展できる契機になるだろう」と話した。
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