韓国の飲食店で今月末から、焼酎をボトルではなくグラス単位で注文できるようになる。グラスでの注文について衛生上の問題を懸念して否定的な人もいれば、少ししか飲めない人には経済的だ歓迎する声もあるなど消費者の反応はさまざまだ。
酒類免許法施行令改正案は酒類販売業免許の取り消し例外事由として「酒類をグラスなどの空容器に分けて販売する場合」と明記した。グラス販売を許可する内容だ。
普段から一人酒を楽しんでいるという客(38)は「注文が入るたびにふたを開け閉めして提供するのでは衛生面が心配だ」と話した。
一方、酒量が少ない別の客(27)は「焼酎を1、2杯飲みたいのに1本では多すぎるので、これまで注文をためらっていた。飲食店にとっても新しいターゲットが生まれ、売り上げが増えるかもしれない」と歓迎した。
専門家たちも異なる見解を示した。仁荷(インハ)大学消費者学科のイ・ヨンエ教授は「衛生管理やモニタリングが重要になる。地方自治体の役割がさらに重要になった」と強調。
対照的に誠信(ソンシン)女子大学消費者生活文化産業学科のホ・ギョンオク教授は「消費者の需要があればこの政策は効果を発揮する。そうでなければ有名無実になる。あらかじめ懸念する必要はない」と述べた。
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