2024 年 11月 26日 (火)
ホームライフスタイル韓国の消費者が両にらみ…高級ホテルの高価「かき氷」 vs お手ごろ「バイキング」

韓国の消費者が両にらみ…高級ホテルの高価「かき氷」 vs お手ごろ「バイキング」

ノボテルアンバサダーソウル東大門のレストラン「フードエクスチェンジ」=ノボテル東大門提供(c)news1

夏を控え、韓国の高級ホテルが先を争ってプレミアムかき氷を出している。その価格は10万ウォン(1ウォン=約0.11円)を超えるなど「スモールラグジュアリー」の流行が続いている。

一方で、高級ホテルのランチビュッフェやセミビュッフェで5万ウォン台に価格設定されたところがあり、「コスパ」と「ホテルでの食事」の2つの満足感を得たい合理的な思考の消費者の目を引いている。

特に、高いとばかり思われていた一部の5つ星ホテルのバイキングも、高級ホテルのかき氷価格の半分で楽しめるところもある。

◇高騰する「アップルマンゴーかき氷」

シグニエルソウル「ザ・ラウンジ」では先月から「プレミアムアップルマンゴーかき氷」を13万ウォンで販売している。昨年の価格である12万7000ウォンから2.4%引き上げられた。

ソウル新羅(シルラ)ホテルも先月から「ザ・ライブラリー」でアップルマンゴーかき氷を10万2000ウォンで販売している。昨年の9万8000ウォンから4.1%値上がりし、10万ウォンを超えた。

パラダイスシティが販売するアップルマンゴーかき氷は9万5000ウォン、ロッテホテル済州(チェジュ)で販売するアップルマンゴーかき氷は9万2000ウォンで、主な高級ホテルのかき氷の価格は10万ウォンに迫っている。

このように「スモールラグジュアリー」として脚光を浴びていたホテルのかき氷価格が高騰し、より合理的な価格を提示する一部のホテルレストランに関心が集まる。バイキングレストランの価格がかき氷価格の半額程度になる場合もある。

ノボテルアンバサダーソウル東大門フードエクスチェンジの「ワールドベストクラシック」プロモーションメニュー=ノボテル東大門提供(c)news1

◇ホカンス族に広まる「コスパバイキング」

ソウル都心の5つ星ホテルであるノボテルアンバサダーソウル東大門のビュッフェレストラン「フードエクスチェンジ」では平日(月~木曜日)夕方、セミビュッフェ形式で提供する「フェイバリットディナー」を大人5万8000ウォンで楽しむことができる。

フードエクスチェンジは、広々としたホテル20階に位置し、東大門一帯の眺めを楽しみながらビュッフェを利用できる店だ。フェイバリットディナーは韓国料理、日本料理、洋食、中華料理、グリルなど約50種類のメニューを提供する。

平日のランチも、4万ウォンからの単品を注文すれば、サラダバーも利用できる。週末(金~日曜日)のディナーバイキングの価格も10万5000ウォンで、他の5つ星ホテルバイキングに比べると安い。

現在、ノボテル東大門は世界各国の代表的なメニューを一堂に楽しめる「ワールドベストクラシック」プロモーションを展開している。週末のランチとディナーに利用できるフードエクスチェンジでは、ドイツのシュバインスハクセン、イタリアのマルゲリータピザ、フランスのラタトゥイユ、中国の東坡肉などが楽しめる。

ノボテル東大門関係者は「フードエクスチェンジはホカンス(ホテルでバカンス)族の間で『コスパバイキング』として口コミが広がっている。食べ物の数よりもメニュー一つ一つのクオリティが高いというレビューが多く書き込まれている」と伝えた。

グラッド汝矣島のレストラン「グリッツ」の全景=グラッドホテルアンドリゾート提供(c)news1

◇「高コスパ」の評価

ソウル汝矣島(ヨイド)にある4つ星ホテル「グラッド汝矣島」の平日ランチバイキングの価格は5万9000ウォン。ディナーの価格も10万ウォンを超えない。ホテル1階で運営するレストラン「グリッツ」では8万2500ウォンでディナーと週末ランチが楽しめる。

グリッツのシグネチャーメニューは羊肉だ。グリッツは今月末までショルダーラック、Tボーン、ジンギスカンBBQなどを提供するオーストラリアラムプロモーションを実施する。ディナーには最高級部位とされるフレンチラックを提供し、ランチにもヒレ肉、アロワイヨーを味わうことができる。

グラッドの関係者は「レストラングリッツは10万ウォン以下のコストパフォーマンスを越え、『高コスパ』という評価を受けている。6月からはリゾートコンセプトのメニューを楽しめるプロモーションを準備している」と話している。

(c)news1

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