2024 年 11月 26日 (火)
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「かの島」でネズミ急増、生態系を乱す懸念…実効支配の韓国、管理に着手

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島根県竹島(韓国名・独島)にネズミが急増し、生態系を撹乱する懸念が出てきた。実効支配する韓国の大邱(テグ)地方環境庁が来年5月までに、研究用役を通じて島の生態系有害種のネズミ管理事業に着手する。

大邱地方環境庁は「外部から流入したネズミが確認された。鬱陵島(ウルルンド)など陸地から船舶によって流入したと推定される。ウミツバメなど生息生物種を食べたり穴を掘ったりして島の生態系を撹乱・威嚇する可能性がある」と危惧している。

同島のネズミは、地域内に特異な天敵がなく、自然繁殖率がかなり高いため、生息密度が増加傾向にある。これに伴い、特定島嶼生態系に悪影響を与えかねないため、地域の条件に合う管理事業が要求される。

特に、ネズミは現在、島に生息することが確認された事実上、唯一の哺乳類だ。特に、昨年の島の生態系モニタリング報告書を見ると、現地警備隊で飼っているサプサル犬、昨年3月に観察されたアザラシ1頭を除けば、哺乳類はネズミだけだった。

2021年の外来生物実態調査やモニタリング学術研究用役結果報告書を見れば、島内に生息するネズミは約100~150匹と推算される。

来年5月までに実施される事業の主要内容としては▽島内のネズミ生息現況把握・退治事業履行など管理対策策定▽特定島嶼生態系のネズミ影響調査――などが含まれる。

また、島内のネズミの棲息現況や密度調査、棲息地別の最適退治策の準備、除去事業推進や死骸処理方法の研究、島内のネズミ流入要因分析や追加流入防止対策準備などが盛り込まれるとみられる。

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