韓国大統領選を50日後に控えた18日、与党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)氏と保守系野党「国民の力」のユン・ソンヨル(尹錫悦)氏の両候補が多者対決と2者対決で接戦を繰り広げているという世論調査の結果が出た。
中道野党「国民の党」のアン・チョルス(安哲秀)代表は多者対決で10%台半ばの支持率。ただ、ユン氏との一本化では「アン氏を選ぶ」が多く、イ氏との二者対決でも優位を示し、混戦の状況の「ダークホース」として浮上した。
news1が世論調査専門会社エムブレインパブリックに依頼し、今月16~17日、全国満18歳以上の1000人を対象に支持率を調査した。回答者の35.6%はイ・ジェミョン氏、34.4%はユン・ソンヨル氏を選んだ。両者の差は1.2ポイントで、接戦の様相だ。アン氏は14.4%で、約2カ月前の調査(昨年11月7~8日)から支持率を伸ばしている。革新系野党「正義党」のシム・サンジョン(沈相奵)氏は2.4%だった。
イ・ジェミョン氏とユン・ソンヨル氏の二者対決の場合、イ氏は43%、ユン氏は42.4%という回答。イ・ジェミョン氏とアン・チョルス氏の二者対決なら、イ氏が37.9%に対し、アン氏は47.7%だった。
「政権交代のために野党候補が当選した方が良い」が52.8%で、「政権維持のために与党候補が当選した方が良い」は37.2%だった。政権交代論と政権維持論の差は15.6ポイント(前回19.4ポイント)になっている。
野党候補一本化については、回答者の52%が「ユン氏とアン氏の一本化が実現してこそ政権交代が可能だ」と答えた。「一本化と関係なく政権交代が可能だ」という回答者は30.2%だった。どちらの一本化を望むかについてはアン氏が50.3%で、ユン氏(33.5%)を大幅にリードした。
また「候補間のテレビ討論で最も関心を持って見守るべき討論テーマ」(二つ選択)では「経済成長と雇用創出」が62.9%で最も多く、「不動産市場の安定」(55.4%)、「福祉制度など社会セーフティネットの拡充」(37.1%)、「女性家族省の廃止など男女格差問題」(16.8%)、「候補や家族に対する疑惑」(11.9%)の順だった。
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