家も働き口もない夫婦を気の毒に思い、仕事と宿舎を提供した韓国のコンビニ店主が、1000万ウォン(1ウォン=約0.11円)余りの商品と現金を盗まれた。コンビニ店主は「映画『パラサイト~半地下の家族』を見ているようだ」と怒った。
放送局MBNは4月29日、昨年8月に全羅北道(チョルラブクド)のコンビニで撮影された防犯カメラ映像を公開した。映像には一組の男女がコンビニから商品を持ち去る姿が映っていた。
その男女はそのコンビニで働く40代夫婦だった。昨年8月から約5カ月間働いた後、1000万ウォンを超える現金や商品とともに消えた。
防犯カメラで犯行を確認したコンビニ店主は「子どもがいる夫婦だ。信用して任せたのだが、あきれるほかない」と話した。
消えた夫婦の夫のほうは以前にも詐欺罪に問われたことがあるという。店主は夫婦を警察に告訴した。
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