韓国のあるユーチューバーが、仁川国際空港のある「永宗国際都市」でのイスラム教寺院の建設を計画していたが、失敗に終わる見通しになった。地域住民による反発が強まり、ユーチューバー側が土地の元所有者との契約解除に合意したという。
土地の元所有者A氏は20日、ニュース1の取材に対し、「来週初めごろ、土地売買契約を解除することにした」と語った。ユーチューバーは、土地売買契約金として既に2000万ウォン（1ウォン＝約0.11円）をA氏に渡し、残金は来月支払う予定だった。
このユーチューバーは13日、自身のユーチューブチャンネルで「皆さんのおかげで、仁川にイスラム寺院を建設するための土地契約を結んだ」と公表し、地域社会に大きな波紋を呼び起こした。
2019年にカトリックからムスリムに改宗したというこのユーチューバーは、宗教関連映像コンテンツを流し、人気ユーチューバーになった。一方で2020年には強姦未遂疑惑が浮上し、批判も浴びた。
A氏は現在、インドネシアに滞在し、イスラム教関連の活動をしている模様で、SNSで日々の様子を伝えているという。
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