韓国で、勤務を終えて食堂に立ち寄った警察官の女性が、気を失っているお年寄りを発見し、命を救うという出来事があった。
京畿(キョンギ)南部警察庁によると、先月20日、安養市(アンヤンシ)のクッパ屋に警察官4人が食事にやって来た。
席に着いた安養万安(アニャンマナン)警察署のシン・ヒエ警長(巡査長)は異変を感じ、後ろを振り返った。そして立ち上がって1人の高齢者に近づいた。数分前から微動だにしていないことに気付いたからだ。
店員が呼び掛けても高齢者は全く反応しなかった。糖尿による低血圧性ショックで気を失っていたのだ。糖尿病で自律神経が傷付くと、血圧をうまく調節できないことがある。
シン警長はすぐに119通報し、保護者にも連絡して状況を知らせた。彼らは服のポケットにあった薬を細かく砕いて水で飲ませ、救急隊に引き継いで病院への移送を助けた。
こうした迅速な対処で高齢者は健康を回復したという。
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