韓国政府が医学部の定員を増やし、地方高校出身だけが志願できる「地域人材選抜選考」の拡大に乗り出したことを受け、医大志願者の保護者の80%近くが「地方留学」の増加を予想しているというアンケート結果が出た。
大学予備校の鍾路学院が3月31日午後、ソウル市内で開いた入試説明会で保護者アンケートの結果を公表した。同27、28の両日、1446人を対象に実施したものだ。
教育省と保健福祉省は増えた医学部定員の82%にあたる1639人を非首都圏の大学に配分し、残りの18%を京畿道(キョンギド)と仁川(インチョン)地域に割り振る計画。ソウルは凍結された。
同時に地方医大が所在する圏域の高校から募集する枠の比率を全体の60%まで高めるよう勧告した。
アンケートでは、これに伴い首都圏の学生が地方に移動することが多くなると思うか質問。回答者の19.1%は「非常にそう思う」、56.4%は「そう思う」と計75.5%が肯定的な回答をした。「そう思わない」と「全くそう思わない」は合わせても1割に満たなかった。
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