「CARAT、CARAT、CARAT……」。K-POPの13人グループ「SEVENTEEN」は公演の最初から最後まで「CARAT(ファンダム名)」と叫んだ。ファンに感謝し続け、最後まで一緒に行こうとも言った。
SEVENTEENは3月31日、2014年の仁川アジア大会メイン競技場で単独公演「SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW’ AGAIN TO INCHEON」を開催した。K-POPグループとして初めてのことだ。同公演は昨年7月の「SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW’ TO SEOUL」以来、約8カ月ぶりに開かれた。
公演には約2万8000人が集まった。前日の30日と合わせると、計5万6000人余りになる。負傷したメンバーが復帰し、フルメンバーで構成された公演なのでファンは歓喜し、胸を熱くした。
公演は午後5時10分から4時間以上に及んだ。SEVENTEENは最初の曲で、10枚目のミニアルバム「FML」の「孫悟空」を歌った。肌寒い天気だが「DON QUIXOTE」と「拍手」が続くと、熱気はますます高まった。
スタジアム公演なので巨大なLED画面がステージの両側と競技場のサイドにそれぞれ設置されており、13人のメンバーは多様なステージを繰り広げた。
昨年、膝を負傷し活動を中断していたエスクプスは、オープニングで「8カ月ぶりに復帰した。ステージから抜けるときもあるが、上がっている時は最善を尽くす」と話した。ホシは「SEVENTEENは1年に2カムバックだ」と、今年はアルバムが2枚出ることに言及し、ファンを喜ばせた。
そして「泣きたくない」と「F*ck My Life」「Rock with you」と続き、ボーカルとパフォーマンス、ヒップホップで構成されたユニット別のステージも展開された。
ボーカルユニットのメンバーらは、11枚目のミニアルバム収録曲「Yawn(あくび)」を歌いながら涙も見せた。ジョシュアは「歌う時に歌詞に没頭しようと努力している。Yawnに特に没頭した」と話した。
再びSEVENTEENの皆がそろい、お祭りのコンセプトで「HOME;RUN」「Left & Right」「Beautiful」などを披露。ファンは全員立ち上がり、ステージを楽しんだ。
「April shower」と「All My Love」のステージではドローンショーが繰り広げられた。ドローンでCARATを象徴するダイヤモンドが多様な形で表現された。日が暮れて暗くなった空にドローンで描かれた「愛について聞くならそれはSEVENTEEN」「私の人生に色をつけてくれたSEVENTEENありがとう」「いつでもどこでも輝かせてあげるSEVENTEEN」などのフレーズも感動を誘った。
メンバーが服を着替える間には、振付師とファンがSEVENTEENのメロディーに合わせて歌とダンス、応援を練習する時間も設けられた。その後、最も熱気が高まったステージは「HOT」。華麗なステージで構成され、引き続き夜空を彩る花火が寒さを忘れさせた。
そして「今-明日 世界が終わっても- 」と「Run To You」「Together」「Headliner」が続き、リパッケージアルバムのタイトル曲である「VERY NICE」は何度も繰り返され、ファンと最後まで一緒にステージを楽しみたいという気持ちを見せた。
今回の公演はオンラインライブストリーミングでも放映された。公演の途中、メンバーがオンラインストリーミングの観客を気遣う場面もあった。メンバーシップ限定のオンラインライブストリーミングはマルチビューによる視聴が可能で、1つのメイン画面と3つのコンセプト画面で構成された。また、今回の公演で4Kシングルビューが初めて導入され、日本語、英語、中国語による字幕もリアルタイムで表示された。
仁川公演前後にはSEVENTEENのIPを活用した都市型コンサートプレイパーク「SEVENTEEN THE CITY」も開催中だ。今回は12日までソウルと仁川一帯で開かれる。
SEVENTEENは4月29日にSEVENTEEN BEST ALBUM「17 IS RIGHT HERE」を発売すると公演の最後に明らかにした。
SEVENTEENのアンコールツアー「SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW’ AGAIN 」は仁川公演に続き、4月27、28日にソウル・ワールドカップ競技場、5月18、19日に大阪・ヤンマースタジアム長居、5月25、26日に横浜・日産スタジアムなど計4都市で8回開催される。
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