韓国の若者の間で「アンビル(毛糸が巻かれた針金)工芸」で作ったキーリングをプレゼントすることが流行している。ソウル・東大門(トンデムン)市場で材料と小道具をそろえ、ユーチューブ映像を見て自作するのだ。
ソウル市中浪区(チュンラング)に住むタクさん(31)は東大門市場で1500ウォン(1ウォン=約0.11円)の糸6個とサングラス、ネックレスのようなアクセサリーなど計1万3000ウォンを遣った。
タクさんは「針金をねじって形を作り、目、鼻、口を配置した後、小物で飾るのが楽しかった。不細工になるほど可愛かった。プレゼントしたものをぶら下げているのを見るととてもうれしかった」と話した。
繁華街の小物ショップにも材料が並びはじめ、ソウル市松坡区蚕室(ソンパグ・チャムシル)の店では「アンビル人形作りセット」が5900ウォンで売られていた。
檀国(ダングク)大心理学科のイム・ミョンホ教授は「個性を重視する世代なので、華麗な人形を自慢するのではなく不細工でも愛着の対象にして持ち歩く。そうした傾向はますます強まるだろう」と述べた。
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