「韓国の生計費水準は日本の東京よりも高いのに、生活の質はかなり低い」。そんな韓国の厳しい現実が明らかになった。
国際コンサルティング会社マーサー(Mercer)の「2023年都市生活費調査」によると、ソウルは世界227都市の中で、生計費が16番目に高かった。一方で、生活の質については241都市の中で81位だった。
この調査は、多国籍企業や政府の海外駐在員が負担する生活費を対象にしている。住居費・交通・食料品など200個以上の品目を調査し、米ドルに換算しており、各都市別居住者が負担する生活物価水準を計る参考資料として評価されている。
ソウルの場合、生計費水準と生活の質とのバランスの悪さが目立つ。例えば、生計費水準が17位のロンドンの場合、生活の質が45位。サンフランシスコの場合、生計費が14位で、生活の質が37位だった。
一方、東京は生計費水準が19位で、生活の質が50位だった。ソウルより物価が安いのに、享受できる生活の質が高い。
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