2024 年 12月 28日 (土)
ホーム社会決死の思いで勉強、韓国で学力試験30位以内入って弁護士になった男性の「壮絶な」動機

決死の思いで勉強、韓国で学力試験30位以内入って弁護士になった男性の「壮絶な」動機

「私は社長」キャプチャー(c)news1

医療事故で死亡した祖母の遺体を貯水池に捨てられるという経験を経て弁護士になった韓国のアン・セフン弁護士(40)の経歴が注目されている。オンラインコミュニティに7日、アン弁護士が登場したユーチューブチャンネル「私は社長」をまとめた映像が掲載されたのがきっかけだ。

刑事事件や離婚訴訟を専門とするアン弁護士はソウル大学法学部出身。弁護士を志望したのは家の事情のためだった。自分が生まれる前、実の祖母が亡くなった。体の調子が悪くて病院に行き、注射されてショック死したのだ。あろうことか医師は隠ぺいしようと、祖母の遺体に石をぶら下げて貯水池に遺棄した。

大雨の後、遺体が浮び上がって医師は業務上過失致死と死体遺棄の罪に問われた。しかし、民事訴訟をしても慰謝料も謝罪も受けられなかった。

アン弁護士は「中学の時に聞いてショックを受けた。家族に弁護士が一人でもいたらうやむやにならなかった。怒りが爆発した」と回想した。

それで弁護士になることを決心し、ソウル大学法学部を目標に猛勉強した。修学能力試験(日本のセンター試験に該当)では全国の文系20万人のうち100位以内に入らなければならなかった。アン弁護士は「上位5~10%に入らなければ奨学金をもらえないと聞いているが、運が良かった」と笑った。

さらに「大学に入ると優秀な人がたくさんいた。気後れしてストレスも受けたが、勉強して上位30%に入った」と明かした。司法試験に合格したのは25歳の時だったという。

(c)news1

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