韓国・世宗市の公立保育園で「昼食のトンカツ3kgを85人で分けて食べた」などの不正が見つかって告訴された園長に対する論告求刑公判がこのほど、大田地裁で開かれ、大田地検は懲役1年を求刑した。
園長は園児の外見をからかったり、保護者の経済水準を嘲笑したりしたほか、子どもたちに提供するおやつや昼食が不十分だったと指摘された。トンカツ3kgを購入し、園児75人と教師10人で分けたこともあるとされる。
また、保育園の教師らと雇用の継続を巡りトラブルとなり、ある教師の業務用コンピュータを通じて教師たちの間で交わされたメッセージを無断で撮影し、コピーした情報通信網利用促進・情報保護などに関する法律違反の罪にも問われている。
園長は最終弁論で「罪になるとは思わなかった」と語っている。判決公判は4月23日、同地裁で開かれる。
この保育園は、昨年6月から雇用継続や勤労契約書作成を巡ってトラブルとなった教師10人が大量退社して問題になっていた。
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