2024 年 11月 26日 (火)
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韓流作品を世界に広めたネットフリックスに韓国が「イメージ賞」

写真提供=Netflix©STARNEWS

グローバルオンライン動画サービス(OTT)である米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)は昨年、韓流を世界中に知らせる重要な道を開いた。

『D.P.』『イカゲーム』『マイネーム』『地獄が呼んでいる』『静かなる海』とシリーズ作品が立て続けに世界中を熱中させ、最近ではバラエティ番組『脱出おひとり島』までもが大きな反響を得ている。

こうした成果から、ネットフリックスは、韓国イメージコミュニケーション研究院(CICI)が主催する「第18回韓国イメージ賞」で「架け橋賞」を受賞した。韓国を世界に広め、世界との架け橋になる役割をした外国人(団体)へ授与されるものだ。

ネットフリックスのカン・ドンハン韓国コンテンツ総括副社長は12日、ソウル市江南(カンナム)区インターコンチネンタルソウルCOEXホテルで開かれた授賞式の記者懇談会で「韓国の視聴者を満足させたことが、海外でも愛されるようになった秘訣だ。素晴らしいコンテンツは世界中で愛されるということが証明された昨年は幸せだった」と述べた。

ネットフリックスの成長に背中を押され、OTTを手掛ける他社ランナーも勢いを増している。韓国だけでも「ティービング(Tving)」「ディズニー+」「ウォッチャ(WATCHA)」「クーパン(Coupang)」などが積極的なコンテンツ制作に乗り出している。

ネットフリックスは今年、ゾンビ映画『今、私たちの学校は…』(28日公開予定)など、新作映画を相次いで公開する。カン副社長は「既存のスト―リテーリングと形式、そしてジャンルを超えたさまざまな種類のコンテンツを制作している」と明かした。

◇現地に合わせた制作

「ネットフリックスが得意とすることの一つが、現地に合わせた制作をすること」

カン副社長はこう強調した。

「最高のクオリティを追求する努力と良いコンテンツが、ネットフリックスという良いサービスと出会ったことで、真価を楽しむタイミングになったのではないかと思う。コンテンツへの投資額が減ることはないだろう」

韓国コンテンツの魅力として、カン副社長は▽ハートフル(Heartful/まごごろ)」▽「エバー・チェンジング(Ever changing/持続的変化)▽サプライジング(Surprising/驚き)――の三つを挙げた。

カン副社長は韓国コンテンツに長年の愛着があるという。「その底力は『イカゲーム』以前から築き上げてきたものだ。昔から世界各地で多くの人が見てくださっていた」という認識も示した。

12日の授賞式では、同社のリード・ヘイスティングス最高経営責任者(CEO)の動画メッセージも放映された。

「これまでネットフリックスは、韓国コンテンツに10億ドル以上を投資してきた。これからもさらに投資をするつもりだ。素晴らしい制作者たちによる韓国作品が、ネットフリックスから世界中に届けられること自体、とても光栄だ」

「ネットフリックスには『韓国が作り、世界とともに見る』という言葉がある。さまざまな韓国作品を含め、どうしたら最高のコンテンツを世界中に配信できるか考えることが、まさに私たちを動かす原動力だ」

©NEWSIS

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