韓国のリゾート施設エバーランドで生まれたパンダのフーバオが来月3日に中国へ行くことにファンが悲しんでいる。今月3日にはフーバオの最後の姿を見守ったファンたちは涙を拭いながら立ち尽くした。だが、オンラインコミュニティでは「泣くほど悲しいことか」という書き込みが掲載され、議論を呼んでいる。
投稿者は「朝のニュースを見た。パンダだけ特別で他の動物は無名でつまらないものなのか」と疑問視し、「フーバオを見るため午前3時から並び、それができなければ4時間待ちだとか。たった5分の観覧時間で号泣する」とファンの反応を皮肉った。
これに対し、あるネットユーザーは「どんなことでも夢中になる人はいる」と指摘、他のネットユーザーは「私は昨日初めてユーチューブ映像を見たが、いつの間にか恋に落ちた。そういうこともある」と反論した。
フーバオは2020年7月に体長16.5センチ、体重197グラムで誕生。「フーバオ」は漢字で「福宝」と書き「幸せを与える宝物」という意味だ。生後6カ月だった2021年1月4日から一般公開され、550万人余りに会った。公開を終えたフーバオは1カ月間部屋で過ごし、来月3日に中国へ向かう。
(c)news1