韓国のオンライン教育学院「メガスタディ教育」はこのほど、業界で初めて、会社員を対象に、医学部の夜間クラスを開設した。メガスタディ教育関係者は「110人程度入る講義室一つを会場にして説明会を開いたら、多くの会社帰りの人がやってきた」という。
深刻化する「医学部への偏り」という現象が、医学部の定員拡大と相まって、さらに進みそうだ。
教育プラットフォームのETOOSは「医大定員2000人増員を祝う」「医大に行きやすいです! 会社員も挑戦してみてください!」というフレーズを掲げ、講座をPRしている。1カ月だけ受講し、3年内に合格すれば、受講料を返す特典も設けている。
鍾路学院によると、2024学年度の大学入試で計5人を選ぶ医大の追加募集に3093人が志願した。競争率は618.6倍を記録し、前年(410.5倍)より上昇した。
医学部を運営する全国40の大学が、政府が示した増員規模の2000人よりもさらに多い3401人の定員を申請し、大学別定員配分手続きは本格的に進む見込みだ。教育省関係者は「2025学年度の入試に支障がないように(定員配分を)できるだけ早く進める」としている。
(c)news1