2024 年 11月 27日 (水)
ホームライフスタイルトラベルお花見しながら香ばしいパンの香りまで…ソウルの「行ってみるべき」歴史めぐり (上)

お花見しながら香ばしいパンの香りまで…ソウルの「行ってみるべき」歴史めぐり (上)

慶熙宮崇政門=ソウル観光財団提供(c)news1

これまであまり注目を浴びていない歴史的な場所を訪ねてみてはどうだろうか。ソウルには韓国内外の観光客が多く訪れる4大宮殿、景福宮(キョンボククン)、昌徳宮(チャンドククン)、昌慶宮(チャンギョングン)、徳寿宮(トクスグン)の他にもさまざまな宮殿と歴史遺跡が残っている。

ソウル観光財団はこのほど、慶熙宮(キョンヒグン)、雲峴宮(ウンヒョングン)、宗廟(チョンミョ)と合わせて行ってみる価値のある旅行コースを発表した。

朝鮮時代の王室の歴史はもちろん、周辺の多彩な風景と特別な食べ物を体験できるコースだ。

国立気象博物館内部=ソウル観光財団提供(c)news1

◇慶熙宮~国立気象博物館~敦義門(トニムン)博物館村

慶熙宮はセムンアン宮殿または西の宮殿ということから西宮殿(ソグンジョン)とも呼ばれた。朝鮮5大宮殿の一つで、王族の私邸として使われ、昌徳宮と合わせて景徳宮と呼ばれ、英祖(ヨンジョ)36年(1760年)を慶熙宮と改称した。

興化門(フンファムン)を過ぎて崇政門(スンジョンムン)まで続く道と広々とした広場は、ゆったりと散歩を楽しんだり、ベンチに座って本を読んでいる光景を見ることができる。

崇政門に入る前に仁王山(イナンサン)の横からの姿を望むことができるが、景福宮から見る姿とはまた違った雰囲気を醸し出す。

訪問客が多くないため、宮殿を背景に写真を撮って、ゆっくりと時間を過ごせる場所が多く、慶熙宮周辺には遊歩道が充実しており、ドラマの背景としても使われた。

慶熙宮の裏手に上がると、かつてソウルの気象観測所としての役割を果たした国立気象博物館がある。

国立気象博物館は公共交通機関で行くには上り坂が多いが、無料駐車ができ、入場、展示解説ともに無料なので気軽に訪れることができる。

国立気象博物館の内部には近現代以前の朝鮮時代の気象観測方法を紹介しており、雨量器の姿や気温と風を測定していた方法が分かる。1932年当時の京城(キョンソン)測候所の地震計室がそのまま保存されており実際に地震を観測、記録した現場を見ることができる。

敦義門博物館村の全景=ソウル観光財団提供(c)news1

敦義門博物館村は大人には思い出を、子どもたちには新しい体験を与える近代歴史への時間旅行が可能だ。

ハニャン(漢陽)都城の西側にあるソンムン(城門)内の最初の町としての歴史的価値と、過ぎ去った近現代ソウルの暮らしと記憶をそのままに、ソウル型都市再生方式によって生まれ変わった都心の中の町単位の歴史・文化空間だ。

狭い路地ごとにさまざまな思い出の場所が配置されている。特に、中央広場の村案内所の建物のファサードは、現代の技術と過去の場面がよく調和し、写真を残すのに良い。

ゴーガビンカレー=ソウル観光財団提供(c)news1

▽周辺のグルメ

慶熙宮近くのゴガビン(GOGABIN)カレーハウスでは、インド風のバターチキンカレーから和風のオムレツバターカレーまで、一味違ったカレーメニューが味わえる。

異国的なインテリアに外国に来たような錯覚を呼び起こす。窓越しに景色を眺めながらシュリンプほうれん草カレー、バターチキンカレーやロティ、ラッシーなどを添えれば、インドなのか日本なのか分からない味の旅に出ることができる。

(c)news1

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