2024 年 11月 25日 (月)
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韓国サムスン電子、インドに2番目の半導体R&Dセンターを開設

2番目の半導体研究開発(R&D)施設の開所式=SSIR

韓国サムスン電子が、IT(情報技術)産業・人材の集積地として知られるインド南部ベンガルールに、2番目の半導体研究開発(R&D)センターを開設した。同社はインドの半導体人材を活用し、メモリーや半導体設計技術の開発を強化する。

センターは、同社のインドにおける半導体研究の拠点「サムスン電子半導体インド研究所(SSIR)」の新たな施設。ベンガルール西部地域のバグマネテックパークに位置し、16万平方メートルの敷地に4階建ての規模で約1600人を収容できる施設という。

SSIRは今年初め、メモリーソリューションチーム(MST)傘下に、NAND型フラッシュを利用したデータ保存装置SSDの研究を担う「ソリューションプロダクトディベロップメント(SPD)」グループを新設した。SSDは人工知能やクラウドのためのデータセンター中心に需要が着実に増えている。

また、SSIRは最近、インド理科大学院(IISc)と量子技術の信頼性問題を解決すると同時に、単一光子源と極低温制御チップの統合技術研究でも協力することになった。SSIRのバラジ・ソウリラジャン所長(副社長)は「新たなSSIRの施設は、グローバル半導体生態系で新しいハブの役割を果たす」と述べた。

インドはソフトウェアのプログラミング分野で優秀な人材が多く、人件費も安い。インド政府もまた、グローバル半導体企業を誘致するため、税制を優遇する法律を整備した。

このような理由から最近、サムスン電子だけでなく、多数のグローバル半導体企業がインドのベンガルールにソフトウェアおよび設計R&Dセンターを設立している。インテル、AMD、NVIDIA、クアルコム、テキサス・インスツルメンツ(TI)のような米国企業とメディアテック(台湾)、NXP(オランダ)などがその代表例だ。

(c)KOREA WAVE

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