2024 年 11月 25日 (月)
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韓国・初代大統領のドキュメンタリー映画監督、“ライバル”の大衆映画に「政治色」発言

映画「建国戦争」(c)news1

韓国の初代大統領、イ・スンマン(李承晩)氏を主人公にしたドキュメンタリー映画「建国戦争」のキム・ドクヨン監督が、興行収入1位を続けている同国ミステリースリラー映画「破墓」に関連して「『破墓』に左派が集まってきている」と発言し、騒ぎになっている。

キム・ドクヨン監督は2月25日、自身のフェイスブックに「『建国戦争』2月25日まで観客動員数96万6285人! 今週が最大の山場となりそうだ」と書き込んだ。さらに「抗日独立? 再び反日主義を煽る『破墓』に左派が集まってきている。『建国戦争』に脅威を感じた者が『建国戦争』を覆い隠すために『破墓』で腹いせをしている」と主張した。

キム・ドクヨン監督が言及した「破墓」は、巨額の資金を受け取って怪しい墓を改葬した風水師と葬儀屋、シャーマンに起こる奇怪な事件を描いた映画で、封切り3日で100万、4日で200万観客を突破した。

またキム・ドクヨン監督は「2019年3月16日、キム・ヨンオク教授はKBS1TVのトークショー『トオルアイン・オバンガンダ』で、『イ・スンマン氏を国立墓地から掘り起こさなければならないと考える。イ・スンマン氏は米国のパペット(puppet)、傀儡」との見解を示したうえ「映画『破墓』に左派が熱狂する理由ではないかと考える」と続けた。

また「真実の映画には目を閉じて、狂ったように邪悪な悪霊が出没する映画にオールインするように誘導する者は誰だろうか。大韓民国がどこから来て、誰のおかげでこのように豊かに暮らしているのか、そしてどこに行くべきか考えるべき時ではないか、大韓民国の『破局』を阻止できるように皆が考えなければならない状況だという気がする」と声を高めた。

キム・ドクヨン監督のこうした書き込みついて、一部では、大衆映画である「破墓」に政治色を加えたことは適切ではないという主張も出ている。

(c)news1

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