マンションの隣人から受け取ったという短い手紙が、韓国のネットユーザーたちの心を揺さぶっている。
オンラインコミュニティのボベドリームにこのほど、「心温まる」という題名の書き込みがあった。書き込んだA氏は今月19日、職場から帰宅すると、家のドアノブにかかった黒い袋を発見したという。袋の中には、イチゴ1箱とメモが入っており、上の階に住んでいた隣人B氏からのプレゼントだった。
メモには、B氏が3月中旬に引っ越しをすることが書かれ、「10年間暮らしてきて、おかげで幸せでした」「この間、うるさかったはずなのに配慮・理解してくれてありがとう。あなたに健康と幸せがもたらされますように」などのメッセージがつづられていた。
A氏によると、B氏はこれまでも果物のプレゼントを持ってきてくれたことがあったという。「子どもたちがいるので、下の階の住人が気になったのだろう。『私たちは大丈夫ですよ』と伝えたのに、ずっと気にしていたようだ」と話した。
A氏は「彼らの心遣いを見ると、彼らの子どもたちがどれほど立派に育つのかが想像できる。引っ越ししてしまうのはとても残念だ」とした。さらに「負担を感じさせないように、私たちもうまく挨拶をしたいが、何かアイデアがあれば教えてほしい」「厳しい世の中だが、心が温かくなった」との思いをつづった。
こうした書き込みに対し、ネットユーザーたちは「(メモの写真から)文字を見ると、本当に良い方のようだ」「送った人も、受け取った人もどちらも人柄が感じられる」「こういうのが隣人の情だ。でも、最近は見当たらない」などと反応した。
(c)MONEYTODAY