韓国大統領は国民による直接選挙で選出される。立候補できるのは40歳以上。
今回の予備候補登録は2021年7月12日から2022年2月12日まで。予備候補になれば、その当日から選挙活動が許され、選挙事務所設置、10人以下の事務員を雇うことなどができる。後援会づくりも可能で、選挙費用の上限(513億900万ウォン)の5%(25億6545万ウォン)まで資金を集めることができる。
予備候補の登録期間が終われば、本候補登録日(2月13~14日)に移って本選が始まり、3月9日に投票・即日開票の運びとなる。当選者は5月10日に就任する。任期は1期日5年のみで再選はできない。
韓国の大統領には強い権力がある。国家元首であり、軍を統帥して戒厳令宣布・宣戦布告もできる。国会が議決した法案に対する拒否権もある。誰が大統領になるかで社会が塗り替えられるため、投票率は高い。
[最近の大統領選と結果](主な候補者、〇は当選者)
第19代(2017年5月9日)
〇ムン・ジェイン(文在寅、共に民主党)41.08%
ホン・ジュンピョ(洪準杓、自由韓国党)24.03%
アン・チョルス(安哲秀、国民の党)21.41%
(投票率77.2%)
第18代(2012年12月19日)
〇パク・クネ(朴槿恵、セヌリ党)51.55%
ムン・ジェイン(文在寅、民主統合党)48.02%
(投票率75.8%)
第17代(2007年12月19日)
〇イ・ミョンバク(李明博、ハンナラ党)48.7%
チョン・ドンヨン(鄭東泳、大統合民主新党)26.1%
イ・フェチャン(李会昌、無所属)15.1%
(投票率62.9%)
第16代(2002年12月19日)
〇ノ・ムヒョン(盧武鉉、新千年民主党)48.91%
イ・フェチャン(李会昌、ハンナラ党)46.59%
(投票率70.8%)
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