韓国・現代(ヒョンデ)自動車が来月から、認証中古車の販売車種を電気自動車(EV)まで拡大する。今年の事業目標は1万5000台に設定した。
消費者はアイオニック5・6、GV60など専用プラットフォームでのEVだけでなく、コナエレクトリックをはじめとする電動化モデルまで認証中古車として買えるようになった。
現代自動車はEVバッテリーに対する消費者の不安を解消するため、現代自動車グループ技術研究所(ナムヤン研究所)と中古車認証案を議論している。EVを中古車として売りに出す前に▽バッテリーがどれだけ使われたのか▽走行中にバッテリーの損傷はなかったか――などを検査して販売する。
現代自動車が昨年10月に開始した認証中古車の販売台数は、100日経った1日時点で1057台だった。さらに、現代自動車の認証基準を満たすことができず、オークションにかけられた車、消費者から買い戻して販売した他のブランド車などを加えると、過去100日間で中古車1555台を販売した。
車種別に見ると、グレンジャー(181台)が最も多く、サンタフェ(89台)、パリセード(81台)の順だった。ジェネシスはG80(128台)、GV70(92台)だった。
現代自動車は今年からは売り物確保のため一般顧客を対象にして以来100日を迎え、中古車購入プロモーションを実施する。人気車種の場合、車の所有者が来訪して査定だけ受けても1万ウォン分の商品券(CUコンビニギフティコン)を支給する。
訪問査定は、車の所有者が希望する時間や場所に合わせて、認証中古車評価士が車両を事前に点検する手続きだ。アバンテAD(2019~21年式)、グレンジャーIG、ヴェニュー、コナ第1世代(OS)、GV802.5ターボ(20~21年式)、GV702.5ターボ(21年式)を保有する車主が対象である。
昨年は車の見積もり金額の2%だけを車の所有者に補償金として支払ったが、今年からは最大4%まで比率を上げた。車両価格が2500万ウォンに査定された場合、今年は最大100万ウォンまで補償金を支払う。
現代自動車は今年、中古車事業の目標を1万5000台に設定したが、これは一般消費者に販売する認証中古車と、企業間取引(B2B)販売分、消費者から購入して認証基準を満たすことができずオークションで販売した台数などをすべて足した数字だ。
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