韓国ネイバーが2022年2月に発売した有料コンテンツ購読プラットフォーム「プレミアムコンテンツ」が昨年12月、累積チャンネル数1800個、MAU(月間活性化利用者数)600万人に成長した。有料購読者数は前年比約60%増だ。
ネイバーが注目したのは、魅力のあるコンテンツになら喜んでお金を払う傾向が強まっている点だった。事業を率いるプレミアムコンテンツリーダーのキム・ウンジョン氏は「広告で稼げるクリエーターは少数に過ぎない。着実に安定した収益を得るためには有料購読が必要だった」と説明した。
プレミアムコンテンツは有料購読が基本収益モデルであり、個別コンテンツも販売可能だ。クリエイターはネイバースマートエディターを通じてテキスト、動画、オーディオなど希望するコンテンツを自由に製作できる。経済・ビジネス、財テク、趣味・学習・自己啓発など分野にも制限はない。
中でも売れている分野は経済・ビジネス、財テク、不動産の順だ。キム・ウンジョン氏は「価値のある実用情報には喜んで費用を支払う傾向がある。ユーチューブから移ってくる人気クリエーターが多く、売り上げが急速に成長した」と説明した。
プレミアムコンテンツは動画、ウェブトゥーン、テキストなどコンテンツ形式に制限がないが、人気があるのはテキスト。ユーチューブなど映像プラットフォームがもてはやされているが、深いインサイトを伝達するためにはテキストが最適との考え方があるようだ。
(c)NEWSIS