「病院に行くタクシー代がない」という話を聞いて、面識のないおばあさんに1万ウォン(約1100円)を貸したら、実は寸借詐欺だった――こんなネットユーザーの話が伝えられた。
韓国のオンラインコミュニティに最近、「先週の土曜日、美容室であったこと」というタイトルの文がアップされた。それによると、筆者は13日、弟の美容室で髪を染めていた。
午後1時ごろ、70代の女性が美容室にやってきて「孫がけがをして病院にいると連絡を受けた。手術するには同意書へのサインが必要だ。早く行きたいがタクシー代がない。1万ウォンだけ貸してほしい。午後4時ごろ、返しに来る」と言った。
弟は「貸してはいけない」と顔で合図を送ったが、筆者は1万ウォン札を手に握らせた。「まさかお年寄りがそんなうそをつくのかと思った」という。
しかし、女性の懇願はすべてうそだった。数日後、弟が電話で「同じことを言うおばあさんがやって来た」そうだ。
ネットユーザーたちは「良いことをしたと思って忘れなさい」「1万ウォンを渡さなかったら、ずっと気持ち悪かったろう。そんなストレスより1万ウォン捨てた方が良さそうだ」などと称賛、共感した。
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