韓国で演劇「ワイプ」の公演中、グループ少女時代のメンバーで俳優チェ・スヨンのファンとみられる観客の男性が、出演中のチェ・スヨンを不法に撮影する騒ぎが起き、製作会社側は「対応を強化する」とのコメントを出した。
騒ぎについては5日にオンラインコミュニティへの書き込みがあった。デイジー役のチェ・スヨンが舞台の右側で服を着替えるシーンで、男性が突然カメラを取り出し、撮影を始めたという。
投稿者は「大砲のようなレンズの付いたカメラでしきりに撮っていた。特定の俳優を狙って数十枚から100枚近く撮ったのでは。誰も制止しないばかりか、それを見て、あちこちからカメラを取り出して撮る音が聞こえた」と伝えた。
関係者によると、撮影し始めたのは外国人の観客で、スタッフから見えにくい位置に座っていたという。
これを受けて、製作会社グリムカンパニーは8日、「すべての撮影、音声録音が禁止されているが、最近、公演中の不法撮影による公演著作権侵害、演技妨害、観覧妨害が発生した」と明らかにした。
そのうえで「撮影や録音は著作権とパブリシティ権の侵害に当たり、発覚すれば撮影装備とメモリーカードを押収し、退場させる」と説明。「不法撮影に対する持続的モニタリングなど監視を強化する」と予告した。
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