韓国の現代自動車は12日、「東京オートサロン2024」で「Nパフォーマンスパーツ」を装着した電気自動車(EV)「IONIQ5N」のパフォーマンスコンセプトモデル「NPX1」を公開したと明らかにした。現代自動車は日本で「IONIQ5N」の発売を控えている。現代自動車は2022年に12年ぶりに日本へ再進出した後、EVのラインナップ拡大に全力を傾けている。昨年11月に「KONA」、今年は「IONIQ5N」、EVバスを順次発売し、来年は小型EVキャスパーも投入する。
公開された「NPX1」は軽量ハイブリッドカーボンホイール、高性能ブレーキパッド、ダウンスプリングなどでダイナミックな走行性能を強化した。室内には人工皮革素材「アルカンターラ」とレーシングバケットシートを使用し、高級感を強化した。
リアルカーボン素材のフロントスプリッター▽サイドスカート▽リアディフューザー▽リアウイングスポイラー――など、高性能走行にも最適化されたエアロパーツをそろえたのが特徴だ。
今回のコンセプトモデルに採用されたパーツはプロトタイプだ。現代自動車は今後、Nパフォーマンスビジョンを提示した後、製品開発を具体化し、年内に「IONIQ5N」パフォーマンスパーツを公開する。以後、高性能ブランド「N」の専用パーツブランドである「Nパフォーマンス」を発売し、商品群を拡大していく予定だ。「Nパフォーマンスパーツ」は2019年に初めて発売され、2023年からは専担組織を設けて専門的な商品研究や開発を進めている。
現代自動車Nブランドマネジメント室長のパク・ジュンウ常務は「現代自動車は今回のコンセプトモデル『NPX1』を通じて既存のNブランド車チューニングパーツの開発を持続的に進め、車の潜在力を存分に楽しめる環境を構築する」と述べた。
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