
韓国防衛事業庁は8日、軍事偵察を目的とする2・3号衛星を今年、米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げる予定だと発表した。民間宇宙探査業者「スペースX」の「ファルコン9」発射体を利用する。
同庁によると、今年発射する衛星は常時、全天候高解像度映像撮影と情報収集が可能。韓国軍は昨年12月に発射した1号衛星と補完的に運用し、北朝鮮の核・ミサイル発射の兆候を探知するなど監視に用いる計画だ。
2号衛星は現在、開発試験評価が進められており、3月に発射場に移動した後、準備過程を経て4月初めに打ち上げられる予定。また、3号衛星は開発試験評価が9月まで続き、11月に打ち上げられる予定という。
2・3号衛星は国防科学研究所が開発を主管し、韓国航空宇宙産業(KAI)、ハンファシステムなど国内の宇宙航空専門企業が製作に参加した。
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