韓国の電子たばこ使用者の10人に8人は、乗用車や家の中などの私的空間はもちろん、禁煙区域などで喫煙した経験があることがわかった。
大韓禁煙学会によると、ソウル峨山病院家庭医学科の教授チームは2022年11月7~17日、満20~69歳の成人男女8000人の調査結果を学会学術誌の最新号に掲載した。
研究チームは、たばこの使用が認められていない区域の喫煙を「こっそり使用」と規定した。特に、国民健康増進法を通じて使用が認められていない個人の場所(家庭、自動車)での喫煙も含めた。
最近1カ月以内の液状型電子たばこ使用者は131人、たばこ型電子たばこ使用者161人、一般たばこ使用者は1074人だった。
また、巻きたばこ型・一般たばこの二重使用者351人、液状型・一般たばこの二重使用者271人、液状型・巻きたばこ型電子たばこの二重使用者59人、液状型・巻きたばこ型電子たばこと一般たばこの三重使用者が259人だった。
製品別全体の「こっそり使用率」を見ると、液状型電子たばこが79.6%、巻きたばこが75.3%、一般たばこが64.3%だった。
2018年の調査に比べ、2022年の全てのたばこ製品で、「こっそり使用率」は減ったが、巻きたばこ型電子たばこの乗用車内での使用率は40.8%から43.3%に上昇した。
「こっそり使用」の場所別に見ると、巻きたばこ型電子たばこの場合、乗用車の中(43.3%)、家庭の室内(41.8%)、屋外禁煙区域(27.9%)の順だった。液状電子たばこの場合も、乗用車の中(46.8%)、家庭の室内(46.7%)、屋外禁煙区域(30.7%)だった。ただ、一般たばこの場合、乗用車の中(32.6%)、屋外禁煙区域(32.3%)、家庭の室内(27.4%)の順となった。
国民健康増進法により、液状型・巻きたばこも一般たばこと同じように室内公衆利用施設、屋外公共場所などの禁煙区域での使用が禁止されている。
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