日本の大学入学共通テストに当たる韓国・大学修学能力試験(修能)が実施された際、正常より1分早く試験が終了し被害を受けたとして、ソウル市城北区(ソンブクク)の京東(キョンドン)高校で試験を受けた受験生39人が19日、1人当たり2000万ウォン(約220万円)の損害賠償を求めてソウル中央地裁に訴訟を起こす。
代理人の弁護士によると、修能のあった先月16日、1時間目の国語科目試験終了の鐘の音が1分早く鳴った。打鐘を担当する教師が時間確認用の携帯機器の画面を再びオンにする過程で時間を誤って確認し、手動で1分早くベルを鳴らすことになった。
このため、監督官らは1分早く生徒らの答案用紙を回収し、一部の学生は「試験時間が残っている」と激しく抗議した。
ベルを鳴らす方法は試験場の学校の裁量で自動・手動で選択できる。相当数の学校は試験場の放送システムのエラーを憂慮し、手動打種を選択しているという。
弁護士は「打鐘事故で被害学生はその後の数学・英語などの試験で被害を受けた。打鐘事故の収拾措置により、昼休みもやはり25分程度奪われ、被害を受けた」と主張している。
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