韓国政府はこのほど、国家観光戦略会議を開き、観光業界の人手不足に対応するため外国人材導入の拡大や青年雇用を促進する方針を決めた。新型コロナウイルス禍の収束で急速に回復しているものの慢性的な人手不足が続く観光業界は歓迎している。
韓国文化観光研究院によると、観光宿泊業の人手不足は深刻で、この6カ月間で従業員が定員より平均23％も足りないという結果が出ている。
政府の方針は、ホテル・コンドミニアムを対象に非専門就職ビザによる雇用許可制を推進する。該当する業務は客室清掃、調理補助だ。
また、特定活動ビザで就けるホテル受け付け事務については、外国人宿泊客の割合が40％以上の施設という要件を緩和する方向で具体的な内容を詰めている。
韓国ホテル業協会のチョン・オソプ事務局長は「政府への要請が1つ実った。内国人求職者のための教育や補助金、産業のデジタル転換のための支援も求めていく」と話した。
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