イム・ヘドンは「キム・ハソンから暴行を受けた」と主張し、示談金を要求した。
この舞台となった飲み会は、新型コロナウイルス感染拡大により5人以上の会合が禁止された2021年2月にあった。当時、キムハソンはイム・ヘドンと他の野球選手ら5人以上と酒を飲んでいた。
キム・ハソン側によると、イム・ヘドンはこの飲み会での出来事を口実に「警察と兵務庁に申告し、マスコミに知らせる。キム・ハソンが米国で野球できないようにしていやる」と脅したという。「キム・ハソンはこれから大リーグで数百億ウォンを稼ぐだろう。私への補償は、10億ウォン程度必要だ」と所属事務所に迫った。
イム・ヘドンが、キム・ハソンから暴行を受けたと主張したことに対して、その日飲み会に参加した野球選手A氏は次のように証言する。
「確かにもみ合いはあったが、互いに押し合う程度のものだった。キム・ハソンとイム・ヘドンが飲み会の翌日、一緒に米国に向かった。大リーグ進出を控えた時期に、誰が拳で相手を殴るだろうか。その日は飲み会を終えてサウナにも行った。イム・ヘドンが申し訳ないと謝罪し、2人は翌日、米国に向かった」
キム・ハソンは、2021年と2022年に2億ウォンずつ計4億ウォンをイム・ヘドンに渡していた。これに関し、キム・ハソン側は「一方的な暴行は事実ではない。ただ、防疫法違反は確かだ。当時はそれが知らされるのが怖かった。申し訳ない」と語った。
◇SNSで自慢
イム・ヘドンはキム・ハソンからもらったお金で贅沢をし、SNS上で知人に対し、これみよがしに自慢した。
野球選手のBさんは「車も乗り換え、カジノにも行ってブランドバッグを買っていた。本当にお金をもらっていたんだなと思った」と話し、イム・ヘドンと交わしたカカオトークメッセージの内容を公開した。
イム・ヘドンはBさんにカジノで撮った写真を送り、「カジノで1000万ウォンをすってしまった」と威勢良く語り、ブランド品のバッグを購入したことを自慢していた。
イム・ヘドンは今年、キム・ハソンとは別の大リーガーを脅迫して金を受け取ったとも伝えられた。ただ、正確な金額はわかっていない。
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