昨年3月に営業を始めた韓国の江原道束草市(カンウォンド・ソクチョシ)・束草海水浴場の大観覧車「束草アイ」が解体の危機に立たされている。束草市が違法建築物に当たると規定したからだ。
運営会社ジュガンドはこのほど「建物の解体命令は束草市長の違法な行政行為だ」とのコメントを出した。
ジュガンドは「聴聞手続きの際、束草アイへの解体命令などは法的根拠なしに進められていることが確認された。それを指摘すると、市の関係者は直接的な法的根拠がなくてもかまわないと答えた」と明らかにした。
さらに「束草アイは束草市の許認可を得て造ったもので、行政安全省の監察結果や懲戒要求書にもジュガンド側に責任があるという言及は全くない」と主張したうえ「撤去は100億ウォン(約11億円)以上の財産を勝手に処分する違法行為にあたる」と強調した。
これに対し、束草市も強硬だ。直ちに「海水浴場の砂浜に一般建築物である搭乗場を造れないため、臨時事務室と虚偽の仮設建築物として申告をし、一般建築物を建てた」とジュガンド側を批判している。
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